解体工事の費用は住宅ローンで払える?
仕組み・流れ・分離発注のポイントを解説
1. はじめに
「建て替えや新築のために家を壊したいけど、解体工事の費用って住宅ローンで払えるの?」
家づくりや建て替えを検討している方なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
意外と分かりにくいのが“解体工事費と住宅ローンの関係”です。
実際、ハウスメーカーや工務店で新築を一括発注する場合は、見積もりに「解体工事費」も含まれることが多く、住宅ローンにもそのまま組み込むことができます。
一方で、最近増えている「分離発注」(建築と解体を別々の業者に依頼するやり方)でも、条件を満たせば解体費用を住宅ローンに含めることが可能な場合が多いのです。
この記事では、解体工事費と住宅ローンの仕組み、分離発注のポイントや注意点を、専門的な視点と施主様目線の両面から分かりやすく解説します。
「できるだけムダなコストを抑えて新しい家を建てたい!」という方はぜひ最後までお読みください。
2. 住宅ローンで解体費用が払えるケースと払えないケース
住宅ローンは、基本的には「住宅の新築・購入・増改築」にかかる費用をまかなうための融資です。
では、古い家の解体工事だけでも住宅ローンで払えるのでしょうか?
◆ 解体費用も“新築資金の一部”なら原則OK
結論から言えば、新しい家を建てるために古い家を解体するのであれば、その解体工事費も住宅ローンに組み込める場合が多いです。
銀行や金融機関は、「解体工事も新築工事の一環」と見なすため、見積書や請負契約書をまとめて提出すればOKというケースが一般的です。
◆ 解体費用だけ(新築計画なし)は不可
一方、「解体工事だけ」を住宅ローンで借りることはできません。
たとえば更地にしたまま売却する場合や、純粋に建物だけ壊す場合は「住宅ローンの対象外」となり、別途リフォームローンやフリーローン等を検討する必要があります。
◆ 銀行によっては審査基準や融資の流れが異なる
住宅ローンの取扱いや書類の要件は金融機関ごとに異なります。
「事前審査」や「必要書類」については、ローン担当者やハウスメーカー・工務店、または解体業者にも早めに相談しましょう。
3. ハウスメーカー・工務店に一括発注した場合の仕組み
最も一般的なのは、ハウスメーカーや工務店が「新築+解体+外構工事」まで一括で受注し、全てまとめて住宅ローンに組み込むスタイルです。
- 一括見積もりで解体工事費も明細に含まれる
- 住宅ローン申込時に、建築費用と解体費用が一体化された見積書・契約書を提出
- 金融機関が必要書類をまとめてチェック
- ローンの審査~実行、資金の支払いも一括管理
一括発注のメリットは、住宅ローンの審査・資金管理がスムーズで、施主側も手間がかからない点です。
しかしその一方で「実際の工事費が割高になりがち」「選べる業者が限られる」「自由な仕様変更がしにくい」などのデメリットもあります。
4. 分離発注(解体業者へ直接依頼)でも住宅ローンに入れられる?
「分離発注」とは、新築工事と解体工事を別々の業者に依頼する方法です。
最近では、「建築はハウスメーカー、解体は専門業者(ボッコスなど)」という形でコストダウンや自由度を高めたい方が増えています。
分離発注でも、解体費用を住宅ローンに組み込めるケースが多いのはご存知でしょうか?
ポイントは「新築のための解体」であること、そして住宅ローンの審査時に、解体工事の見積書・請負契約書も一緒に銀行へ提出することです。
- 解体業者が発行する正式な見積書・請負契約書が必要
- 建築業者・設計士・金融機関とも連携しやすい業者を選ぶと安心
- 銀行側も「分離発注は珍しくない」として対応しているケースが多い
ボッコスでも、多くのお客様が分離発注で「解体費用を住宅ローンに含めて」家づくりを進めています。
具体的な流れや対応事例は後述します。
5. 住宅ローンで解体費用を組み込む際の注意点
解体費用を住宅ローンに含めるには、いくつか大切な注意点や段取りがあります。
◆ 必要書類の準備
- 解体業者が発行する「見積書」および「請負契約書」
- 工事内容・費用・工期が明記されていること
- 新築工事の見積書や設計図、確認申請書類等も併せて必要
◆ 金融機関やローン担当者への相談
- 早い段階で「分離発注でもローン対象になるか」担当者に確認
- 必要な提出書類や手続きスケジュールを事前に把握
- 分からない点は、解体業者やハウスメーカーにも相談できる体制を
◆ 融資実行のタイミング・つなぎ融資
- 住宅ローンは「新築工事着工時」に融資実行されるケースが多い
- 解体工事を「先行着手」する場合は、一時的に自己資金やつなぎ融資が必要になることも
- スケジュール管理と資金計画に注意
◆ 分離発注で損しないためのコツ
- 信頼できる解体業者に正式な書類発行を依頼
- ハウスメーカー・設計士・銀行と情報共有しながら進める
- 不安な点は早めに相談・確認を徹底
ボッコスでは、施主様からのご要望に合わせて、見積書や契約書の発行、ローン担当者とのやり取りのご相談にも丁寧に対応しています。
「こういう書類が必要と言われた」「銀行から質問が来た」といった場合も、どうぞご相談ください。
6. 解体費用を住宅ローンに含めるメリット・デメリット
◆ メリット
- 現金一括払いよりも、資金計画が楽になる
- 建て替えにかかるトータルコストを分かりやすく管理できる
- 余分なつなぎ資金の借り入れや、仮住まい費用も計画に組み込みやすい
◆ デメリット・注意点
- 住宅ローンの金利・手数料が全額にかかるので、総返済額は増える
- 審査書類や段取りがやや複雑になる場合も
- 解体と新築のスケジュール調整・資金管理に注意
「どちらが得か」はご家庭やプロジェクトごとに異なりますので、資金計画やご家族の方針に合わせてご検討ください。
7. 分離発注のすすめとボッコスの強み
「ハウスメーカーに一括でお願いすれば楽だけど、どうしても費用が高くなりがち…」
そんなお悩みのある方には、分離発注という選択肢もぜひご検討ください。
- 解体業者・建築業者それぞれ自由に選べる
- 中間マージンのカットで大幅なコストダウンが可能
- 現場ごとのこだわりや相談がしやすい
- 施主様ご自身で工事内容や進行を把握しやすい
「でも、分離発注だと住宅ローンが使えないのでは?」と心配される方も多いですが、条件を満たせば多くの金融機関で対応可能です。
必要な書類や手続きについては、ボッコスが親切・丁寧にサポートいたします。
また、分離発注の場合でもボッコスはハウスメーカー・工務店と直接やり取りを積極的に行います。
本来、一括発注の場合はハウスメーカーが解体業者と全ての調整・連絡を担いますが、分離発注では「施主が両者の窓口になる」のが一般的です。そのため、他の解体業者では「面倒だからハウスメーカーや現場立ち会いを極力省略したい」といった対応も少なくありません。
しかし、ボッコスでは解体工事の正確さ・安全性・ミス防止を最優先と考えています。
現場ごとに必要なタイミングで積極的にハウスメーカーや工務店、設計士と直接やり取り・立ち会いを行うことで、「伝達ミス」「施工漏れ」「トラブル」を未然に防ぎます。
お客様に余計な手間をかけさせず、工事の流れもスムーズです。
直接ローンを組むことはできませんが、「見積書や契約書の発行」「担当者への書類説明」「急ぎの追加対応」なども柔軟にご協力しますので、安心してご相談ください。
8. よくある質問(FAQ)
- Q1. 分離発注でもどんな銀行・ローンで解体費用を住宅ローンに組み込める?
A. 多くのメガバンク・地方銀行・信用金庫が分離発注に対応しています。審査や必要書類は銀行ごとに異なるため、事前相談をおすすめします。 - Q2. ローン審査が通るか心配…
A. 審査のポイントは「土地・建物の担保評価」「収入要件」「新築の具体的計画」などです。解体費用を含める場合も基本的な審査項目は同じです。 - Q3. 解体費用の相場や注意点は?
A. 一般的な木造住宅なら100万~200万円前後が多いですが、規模・立地・周辺環境で大きく変動します。必ず現地見積もりを依頼しましょう。 - Q4. ローン実行の流れ(つなぎ融資との違い)は?
A. 通常は新築着工時に住宅ローンが実行されますが、解体を先行する場合は「つなぎ融資(短期融資)」を活用するケースも。銀行やハウスメーカーとよく相談しましょう。 - Q5. ボッコスで住宅ローン利用したお客様の事例は?
A. 実際に「解体工事をボッコスに直接依頼し、銀行の住宅ローンに解体費用も含めて借入できた」というケースが多数ございます。見積書や契約書の提出、銀行・ハウスメーカーとの書類調整まで、丁寧にサポートしています。
9. まとめ
解体工事の費用も、今や住宅ローンに組み込める時代です。
ハウスメーカー一括発注だけでなく、分離発注でも条件さえ整えばムダなコストを抑え、納得の家づくりを進めることができます。
施主様の立場やご希望に寄り添い、分離発注でも安心して解体工事を任せていただける体制を整えています。
ご相談・お見積り・書類サポートなど、どんな些細なことでもご相談ください。
住宅ローンや分離発注でのご相談は、
ボッコス
までお気軽にお問い合わせください。