株式会社上池解体興業(ボッコス)

解体工事前に近隣挨拶すべき?マナーや粗品代・トラブル対策を解説

解体工事前に近隣挨拶すべき?マナーや粗品代・トラブル対策を解説

解体工事前に近隣挨拶すべき?マナーや粗品代・トラブル対策を解説

 

解体工事では、近隣住民とのトラブルを避けるために「挨拶まわり」を行います

 

初めて解体工事を依頼する方のなかには、
「解体工事の挨拶って何をするの?」「挨拶のときに必要な物って?」
などと疑問があることでしょう。

 

そこで本記事では解体工事のプロである「株式会社上池解体興業」が、解体工事前後の近隣挨拶で押さえておくべき以下の情報をまとめて紹介!

 

 

初めての方にもわかりやすく責任を持ってご説明しますので、参考にしてみてください。

 

 

解体工事の挨拶まわりは近所間のトラブル回避に重要!

 

解体工事前には、現場近くの家に住んでいる人に対して挨拶を行う慣習があります。挨拶まわりは近所間のトラブルを回避するうえで、とても重要だからです。

 

短期間の解体工事でも隣人からすると、連日うるさい音が響いたり、洗濯物に粉じんが付着したりすることもあり、かなり迷惑に感じるものです。そこで近隣住民へ前もって挨拶をすることによって、迷惑をかける旨を先に伝えられるため、了承なしで発生するクレームを減らすことができます。

 

近隣間の付き合いを大切にするうえでも、事前に解体工事がある旨を伝えて、少しでも理解を得られるようにしましょう。

 

 

挨拶なしの解体工事で起こるトラブル

 

解体工事を行う前に挨拶を行わない場合には、近所間のトラブルが発生しやすくなります。ここでは、解体工事前に挨拶をしない場合に起こり得るトラブルを紹介します。

 

挨拶まわりの重要性を理解しておくためにも、今のうちにチェックしておきましょう。


 

粉じん・騒音・振動のクレーム

 

解体工事では、大量の粉じんや大きな音、激しい揺れが発生します。解体工事前に挨拶まわりを行わなかった場合には、近隣住民の方からすると、ある日突然大きな工事音に苦しめられることになります。

 

そのため急に粉じんや騒音、振動の迷惑をかけられたことに対して、近所の方からたくさんのクレームが発生してしまう・・・といったことが予想されるでしょう。

 

関連記事:近隣のアスベスト解体中に洗濯物を干していい?対策や注意点も解説


 

害虫問題

 

解体すると、家に住んでいたハチやシロアリなどの害虫が周囲の家に逃げ込むことがあります。解体工事の挨拶を丁寧にしないと、害虫の被害を受けた近隣の方からクレームが発生す可能性があります。

 

特に古い実家を解体する場合には、大量の害虫が発生するケースが多いため注意が必要です。


 

隣家補修トラブル

 

住宅密集地や隣の家との距離がほとんどない場合には、解体工事では業者がいくら注意を払っていても隣家の壁を傷つけてしまったり、屋根を壊してしまったりと、隣家補修が必要になってしまうことがあります。

 

また、隣家補修の事実がないにもかかわらず、挨拶がなかったことを良く思っていない隣人から嘘の隣家補修請求がくるケースも。解体工事の理解を得るためにも、解体前の近隣挨拶は必ずしておきましょう。

 

関連記事:解体工事の隣家補修とは?プロがトラブル事例や費用負担を教えます


 

車両の停車トラブル

 

解体工事では重機や資材、工具などを運搬するために大型のトラックを使用します。近くの路上に停車しなければならないときもあり、挨拶をしていない場合には急に通行を邪魔されたと思い、良く思わない近所の方からクレームが入ることも。

 

車両の停車トラブルを避けるためにも、解体業者から住宅の前や近くに車両を停車する可能性があるエリアを聞き、事前に挨拶を行いましょう。


 

工期遅延

 

解体業者が処理しきれないほどのクレームや行政から工事中止の勧告が入ってしまうと、工期遅延が発生するケースもあります。

 

工期遅延が長引くと、その分費用も上乗せされるため、クレームが入らないように丁寧な挨拶を心がけることが大切です。


 

解体工事の挨拶のマナー

 

ここでは、解体工事の挨拶で押さえておくべき以下の内容におけるマナーを紹介します。

 

 

挨拶まわりで説明する内容

 

解体工事前の挨拶まわりでは、ただ挨拶をするだけではなく、以下の内容を説明する必要があります。

 

 

相手の時間がある場合には、上記以外にも解体後の予定やスケジュールの詳細など丁寧に説明を行うと好印象です。

一方で、解体後の挨拶まわりでは以下の内容を伝えるようにしましょう。

 

 

連絡先を伝えておくことで、解体後のトラブルに対して、迅速に対応できるため訴訟問題に発展するリスクをなくせます

上記を参考にして、近隣住民の方に安心してもらえるように説明する内容を決めましょう。


 

準備するもの

 

挨拶まわりを成功させるうえでは、以下のものを最低限準備しておくと良いでしょう。

 

 

挨拶状は解体工事の内容が記載された手紙で、工事の内容をより理解してもらうのに役立ちます。口頭で説明する時間があまり取れない場合には、必ず持参しましょう。

 

工程表は、工事のスケジュールを説明するのにとても便利です。工程表は解体業者からもらえるため、挨拶まわりのタイミングに合わせて頼むようにしましょう。

 

また迷惑をかけるお詫びの気持ちを表すために、粗品も挨拶まわりをする軒数分、事前に準備しておきましょう。


 

挨拶状の書き方

 

挨拶状には、直接訪問する前に挨拶へ向かうことを事前に知らせておくための役割もあります。挨拶状を投函しておくことで、近隣住民の方が時間を合わせて在宅してくれる可能性が高まるので、挨拶まわりがスムーズに進みます。

 

解体工事の挨拶状を自分で用意する際は、以下の内容を記載すると良いでしょう。

 

 

解体業者が用意してくれる場合もあるため、不安な場合には相談してみると良いでしょう。


 

粗品に適しているもの

 

粗品を渡す場合には、以下のものがおすすめです。

 

 

日常的に使用しやすい物や、日持ちのする食べ物が粗品として適しています。粗品は地域の風習などもあるため、解体業者と相談しながら決めることをおすすめします。

 

関連記事:家の解体工事前の挨拶に粗品は必要?失敗しない7つの品物を紹介!


 

適切なタイミング

 

粗品を持っていくタイミングは、「午前中」がおすすめです。ただし相手の仕事や家庭の都合があり、午前中に挨拶できなかった場合には、夕方や夜に再度伺うのも良いでしょう。

 

また工期スケジュールから考えると、解体工事が始まる「1週間前」には挨拶を済ませておくと安心です。

 

スケジュールの調整が難しい場合にも、1日前に挨拶まわりを行うのはNG。近隣住民の方も前日に言われたようでは、粉じんや騒音の準備ができません。遅くなった挨拶で迷惑をかけないためにも、早めに済ませるようにしましょう。


 

解体工事の挨拶に必要な粗品代

 

解体工事の粗品代は、1住宅あたり「500〜1,000円程度」を目安にすると良いでしょう。

 

前後左右の3軒ずつ訪問する場合には、トータルで「1万円程度」かかることになります。また近隣がマンションなどが並ぶ住宅密集地では、粗品代だけでも「5万円以上」必要になるケースもあります。

 

 

 

解体工事の挨拶時のポイント4つ

 

ここでは、解体工事の挨拶をする時のポイントを4つ紹介します。挨拶まわりで失敗しないためにも、特に初めて解体工事をする方は今のうちにチェックしておきましょう。

 

 

1.解体業者と一緒に挨拶をする

 

近隣宅へ挨拶をする際は、解体業者と一緒にすることをおすすめします。近隣住民の質問に対して、解体業者が直接答えるため説得力があり、安心してもらいやすいからです。

 

挨拶まわり中のトラブルを回避するうえでも、解体業者と一緒に挨拶を行うと良いでしょう。


 

2.高価すぎる粗品は避ける

 

相手に満足してもらうために高価なものを渡したくなる方も多いと思いますが、粗品は高ければ高いほど良いわけではありません。例えば、百貨店で並ぶような洋菓子や高価なワインなど、一目で高価なものとわかるものはおすすめできません

 

もらった側が気後れするような高価な品物は、なるべく避けるようにしましょう。


 

3.より丁寧にするなら「のし」をつける

 

粗品に「のし」はつけなくても良いですが、つけておくとより丁寧な印象になります。のしには「内のし・外のし」の2種類があり、包装紙の内側につけるのが「内のし」で外側につけるのが「外のし」です。

 

解体工事の粗品の場合には、タオルやティッシュなどを包装紙で包まず、直接「外のし」をつけることが一般的です。のしをつけるかどうかは気持ち面の問題になりますが、丁寧さを重視するのであれば「外のし」をつけるようにすると良いでしょう。


 

4.解体工事後にはクレームの有無も確認する

 

解体工事後にする近隣住民への挨拶では、「日常生活で困ったことはなかったか」「外壁や屋根に影響はなかったか」など、工事の影響を確認することも大切です。

 

解体直後の挨拶の際にクレームの有無も確認することで、クレームが発覚した場合に解体業者が迅速に対応してくれます。そのため、後々に大きな訴訟問題に発展するリスクを防ぐことができます。解体工事関連のクレームを最小限に抑えるうえでも、解体後の挨拶まわりも丁寧に行いましょう。


 

 

挨拶まわりで見きわめる解体業者の質

 

国土交通省が定める解体工事のルールがまとめられた「解体仕様書」において、「事前挨拶を含む近隣対策は充分に行うこと」と記載されています。そのため挨拶まわりを施主のみに任せる業者は、仕様書を守らないような悪質な業者である可能性が高いため注意が必要です。

 

一方で優良な業者であれば、挨拶まわりだけではなく、クレームが起こらないように率先して近隣対策を行ってくれます。想定外のトラブルに巻き込まれないためにも、挨拶まわりをきちんとしてくれる優良業者に依頼するようにしましょう。

 

 

【挨拶以外で】解体工事の近隣トラブル対策

 

ここでは、挨拶以外でできる解体工事の近隣トラブル対策を紹介します。
少しでも解体トラブルのリスクをなくすためにも、それぞれチェックしておきましょう。

 

 

損害賠償保険に加入済みの業者を選ぶ

 

複数の業者のなかから契約業者を選ぶ際には、解体工事用の損害賠償保険に加入済みの業者を選ぶと安心です。一方未加入の業者は、安全意識が低い可能性があるため契約には注意が必要です。

 

また損害賠償保険にもさまざまな種類があり、なかには解体工事が対象外のものもあります。そのため業者の保険をチェックする際には、解体工事を対象としている保険かどうかも合わせて見ておきましょう。

 

関連記事:解体工事は保険の対象外?トラブル対処法と未加入業者の見分け方


 

無理のない工期スケジュールで依頼する

 

解体工事の工期スケジュールは、施主の新築工事や土地売買の予定を考慮しながら計画を立てていきます。ただし極端に短いスケジュールを強要する場合には、挨拶まわりの工程がなくなり、近隣住民からのクレームが増えてしまう可能性があります。

 

そのため工期スケジュールを短くすることにならないためにも、解体工事は余裕をもって依頼するように注意しましょう。

 

関連記事:家の解体工事スケジュールは?全体の流れやかかる日数の目安を解説


 

解体現場で養生シート・養生パネルをチェック

 

解体現場に行くときには、養生シートや養生パネルの設置状況をチェックすることをおすすめします。

 

養生シートとは解体する家の周りを覆うカバーで、養生パネルは解体現場周辺に設置するパネルです。どちらも建物を遮断できるため、外部への粉じんの飛散や工事音の拡散を防ぐ効果があります。

 

そのため騒音や粉じんのクレームを減らすうえでは、現場に行って養生シートや養生パネルが設置されているかどうかを確認すると良いでしょう。

 

関連記事:養生シートなしの解体工事は違法?対策方法を解体のプロが解説!


 

工事前後の挨拶の悩みは解体業者に相談

 

解体工事前後の挨拶の悩みは、「解体業者」に相談しましょう 。

 

もちろん、ハウスメーカーや不動産会社など、ほかの業者にも挨拶まわりの相談は可能です。とはいえ、解体が専門でない業者は下請けの解体業者に挨拶まわりを任せているケースが一般的なため、マナーを詳しく知らない可能性があります。

 

一方で解体業者は挨拶まわりや説明会を直接行っているため、必要なマナーを心得ています。そのため施主の挨拶まわりに関する疑問にも丁寧に答えられるため、安心して任せられるでしょう。

 

解体工事を最後までスムーズにするためにも、解体業者へ直接委託し相談することをおすすめします。

 

 

まとめ

 

解体工事前後では近隣住民とのトラブルを避けるために、挨拶を行うことをおすすめします。特に事前の挨拶まわりは重要で、解体工事にともなう粉じん・騒音や隣家補修などの近隣トラブルのリスクを減らせます。

 

また挨拶まわりで失敗したくない場合には、解体の知識と経験が豊富な「解体業者」への直接委託がおすすめです。解体業者は挨拶まわりにも慣れているため、スムーズに対応してもらえるからです。

東京都目黒区の株式会社上池解体興業(BOCCOS/ボッコス)では、解体工事をフルサポートしております。東京都内を中心に関東地域において「木造家屋・空き家・ビル・アパート」などの解体工事を承っており、難しい解体工事の実績も豊富です。また当社では丁寧なサービスを心掛けておりますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。お見積もりは無料ですので、Webサイト上の「電話やメール」からお気軽にお問い合わせください。

モバイルバージョンを終了