家の解体工事前の挨拶に粗品は必要?失敗しない7つの品物を紹介!
解体工事の前には、近隣への挨拶が必要です。解体業者と一緒に伺い、工事の概要を説明しましょう。しかし「粗品は必要?」「何を渡せば良い?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
そのためこの記事では、粗品の必要性や選び方、おすすめ7選を解説します。
粗品は選び方を間違えると相手を不快にさせてしまうことがあります。
この記事で紹介するポイントを意識して選べば失敗しにくいので、参考にしてみてください。
最後には、解体工事のプロである株式会社上池解体興業が、近隣挨拶の範囲やタイミングもわかりやすく説明します。近隣トラブルを避けるために、今のうちに確認しておきましょう。
家の解体時に近隣への挨拶は必須!粗品はなくてもOK
解体工事の前には、近隣住民に施工内容や工期を伝えるための挨拶が欠かせません。
挨拶をしておかないと近隣トラブルの原因になってしまいます。
しかし「どうして挨拶は必要なの?」「粗品は必要?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
そのためここからは、近隣挨拶と粗品の必要性について解説します。
そもそも粗品とは?
結論から言うと、近隣挨拶において粗品は必須ではありません。ただし、誠意を伝えるために用意する方も多いです。
粗品とは、「粗末な品」という意味です。実際に粗末という意味ではなく、「あなたには粗末かもしれませんが…」という謙遜の意味が込められています。個人では挨拶やお礼の際に、タオルやお菓子などを渡すことが多いです。名前入りのタオルなどを用意してくれる解体業者もあるので、まずは相談してみましょう。
近隣への挨拶が必要な理由
近隣への挨拶が必要な理由は、解体工事は近隣への影響が大きいからです。
突然工事を始めると近隣の方の貴重な1日を邪魔してしまいます。
反感を買わないためには、施工内容や日時、想定される影響などの説明が大切です。
ここからは近隣挨拶が必要な理由を具体的に解説します。
■騒音や振動がある
解体工事では、どれだけ丁寧に施工しても振動や騒音が避けられません。
重機が動く音や住宅が崩れる音は、穏やかな日常を奪ってしまいます。
騒音や振動がいつまで続くのかわからないと、ストレスに感じる方が多いでしょう。
そのため、騒音や振動が起こる期間の説明が大切です。
解体業者は、騒音や振動を抑えるために防音シートなどを設置することがあります。また、一般的には早朝や深夜などには騒音の出る作業はしません。そのような徹底した配慮を伝えておくことで理解してもらいやすくなるでしょう。
■ほこりや粉塵が舞う
家に溜まっていたほこりや木くずが舞うと、洗濯物や車を汚してしまいます。大切な物を汚すと「弁償してほしい」と言われる可能性があるため、あらかじめ説明しておきましょう。
解体作業中は、養生シートの設置や水撒きなどによって粉塵の飛散を抑えます。そのような配慮をしたうえで施工することや故意に飛ばしているわけではないことを伝えておくと、トラブルにつながりにくいです。
■重機やトラックが道路を塞ぐ
工事中はトラックや重機が道路を塞ぎます。近隣の方の通行を妨げることになり、なかには遠回りが必要になる方も出てきます。そのような不便をかけることもしっかりと説明しておきましょう。
解体工事では、警察署から「道路使用許可」を受けて道路を使用します。近隣への影響は変わらないものの、きちんと申請をしたうえで道路を使っていることを伝えれば納得してもらえるかもしれません。
■家屋調査の相談
工事後のトラブルを避けるために、近隣の方に家屋調査の協力をしてもらうことがあります。家屋調査とは、解体工事前の状態を第三者がチェックすることです。万が一、解体工事後に傷が見つかった場合、家屋調査の結果があれば解体工事でついた傷なのかどうかがわかります。
特に振動の大きい鉄筋コンクリート造の解体工事で行うことが多く、一般的な木造住宅で行うことは少ないでしょう。ただし、万が一に備えて調査しておくことも可能です。
家屋調査は近隣住宅をチェックするため、住民の理解が欠かせません。家屋調査の必要性などを伝え、協力してもらいましょう。また、家屋調査の費用は一般的に解体工事の施主が負担します。お金がかからないことを伝えれば、協力してくれる方が多いでしょう。
家の解体前の挨拶に適した粗品の選び方
解体工事における挨拶では粗品は必須ではないものの、気持ちを伝えるために用意する方も多いです。
しかし「何を渡せば良い?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。
そのためここからは、挨拶に適した粗品の選び方を解説します。
相場は500~1,000円程度
粗品は、500~1,000円程度の物を渡すのが一般的です。高額な物ほど気持ちが伝わるわけではありません。高価な物を渡すとかえって困らせてしまうことがあります。相手に「お返しを用意しないといけない」と思わせないように、気軽に受け取れる粗品を選びましょう。
日持ちする物を選ぶ
粗品は、いつでも使える物を渡すのが基本です。近隣挨拶に伺った時間に不在だった場合、いつ粗品を受け取ってもらえるかわかりません。生ものなどの日持ちのしない物は、相手に渡す前に賞味期限が切れてしまうおそれがあります。
また、予定通り渡せたとしても、相手がいつ食べるかわかりません。そのため粗品は、賞味期限の長い食べ物、あるいは食べ物以外の品物を選びましょう。
もらって困らない物を選ぶ
使い道や置き場所に困る物は、渡さないようにしましょう。特に大きな置物は、場所を取ってしまいますし、処分する手間もかかります。大切にしている趣味のコレクションでも、その趣味がない方にとっては価値がありません。価値が高いコレクションを渡しても気持ちが伝わるわけではないので気をつけましょう。
また、海外のスパイスなど使い道の難しい物にも注意が必要です。粗品は希少価値が高い物よりも、一般に広く知られていて相手が使い慣れている物が喜ばれやすいです。
家の解体前の挨拶におすすめの粗品7選
ここからは解体前の挨拶におすすめの粗品を7つ紹介します。
粗品として渡されることが多い品物を厳選したため、失敗したくない方は参考にしてみてください。
- 1.タオル
- 2.個包装のお菓子
- 3.お米
- 4.ラップなどの日用品
- 5.スポンジ
- 6.ティッシュ
- 7.衛生製品
1.タオル
タオルは、粗品として渡されることも多く、家族構成や年齢を問わず喜んでもらえます。今すぐに必要ではなくても何かのタイミングで使ってもらえるでしょう。特に今治タオルは、「名前は知っているけど自分では買わない」という人も多いです。粗品用の今治タオルなら、お手頃な価格で購入できるので、相手に気を遣わせることもありません。
また、忙しくて粗品の用意に手間をかけられない方は、のし付きの粗品用タオルや解体業者の名前入りタオルもおすすめです。
2.個包装のお菓子
お菓子を渡す場合は、一人暮らしでも家族でも食べやすい個包装の製品を選びましょう。
持ち運びできるため、お菓子を食べない家庭でもほかの人に渡しやすいです。また、複数の味が入ったアソートパックなら、嫌いな物がある方でもいくつか手に取ってもらえるでしょう。
ただし、賞味期限に注意が必要です。ゼリーなどは賞味期限が短いため、購入前に確認しましょう。
3.お米
日本でお米を食べない方は少ないので、粗品用の1~2合パックのお米もおすすめです。
有名な銘柄のお米なら、老若男女に喜んでもらえるでしょう。日持ちするため、一人暮らしの方でも消費に困りません。万が一、自炊しない方でもほかの人に渡せるため、負担にならないでしょう。
4.ラップなどの日用品
ラップやチャック付きポリ袋などの日用品は、粗品としての需要も高いです。食品に比べて好みが分かれにくく、誰にでも使ってもらえるでしょう。
スーパーマーケットでも購入できるため、用意の手間がかからないこともポイント。そのまま渡すのは気が引ける方は、自分で包装紙に包んで渡すのがおすすめです。
5.スポンジ
スポンジは、場所を取らないため、いくつあっても困りません。
食器用としてだけでなく、さまざまな使い道があるため、誰にでも使ってもらえるでしょう。
食器用洗剤を渡すことも多いですが、ニオイなどの好みが分かれやすいです。しかしスポンジなら、洗剤ほどこだわりのある方が少ないので、どのような商品でも使ってもらえるでしょう。
6.ティッシュ
ティッシュは、使い勝手の良い消耗品のため、粗品に適しています。買い物のときにかさばる物なので、買いに行く負担がなくなるだけで嬉しい方も多いでしょう。
平均的な価格帯のものを選ぶのも良いですが、少し高めの高品質なティッシュを選ぶと特別感が表れます。1パック300~500円ほどのティッシュは自分では買わない方も多いので、喜んでもらえるでしょう。
7.衛生製品
コロナ禍において、アルコール消毒液などの衛生製品はどれだけあっても困りません。大きな消毒液は邪魔になる可能性があるので、持ち運び用の消毒液やウェットティッシュを渡すのも良いでしょう。
ただしマスクは、好みが分かれやすいので注意しましょう。
家の解体前の挨拶におすすめできない粗品
粗品は、解体工事での迷惑に対する謝罪の気持ちなどを示すためのものです。
相手の負担になったり、不快な思いをさせたりする粗品を渡さないように気をつけましょう。
ここからは、粗品として渡してはいけない物の2つの特徴を紹介します。
好みが分かれるもの
使える人が限られている以下のような物は避けましょう。
- ・ニオイが強いもの
- ・個性的な味をしているもの
- ・肌につけるもの
ニオイが強い洗剤や味が個性的な食品は、相手を嫌な気持ちにさせてしまうことがあります。食べ物を渡すときには、できるだけ日本人が食べ慣れているお米やお菓子を選びましょう。
また、ハンドクリームなどはプレゼントして渡されることが多いものの、実は好みが分かれます。良い製品でも相性が悪いと肌荒れしてしまうことがあるので、避けるのが賢明です。
手作りのもの
特別親しい関係でない限り、手作りのものはNGです。
特に手作りの食べ物を親しくない間柄の他人から渡されると、不気味な印象を持たれてしまうおそれがあります。普段からおすそわけしている関係でないなら避けましょう。
また、ハンドメイドの小物類も喜んでもらえる可能性は低いです。どうしても渡したい場合は、別の粗品に添えて渡しましょう。とはいえ、捨てにくい物は相手を困らせてしまうことがあります。
家の解体前の挨拶の方法
「粗品の選び方はわかったけど、挨拶の方法がわからない」という方も多いでしょう。
そのためここからは、解体工事の近隣挨拶の方法を解説します。
業者と一緒に伺うのが理想
多くの解体業者は、近隣挨拶を代行してくれます。挨拶にも慣れているので、トラブルになりやすいポイントを抑えながら丁寧に説明してくれるでしょう。
ただし、トラブルを避けるという目的を考えると、施主も同行して誠意を伝えるのがおすすめです。
挨拶が必要な範囲
挨拶の範囲は、一部の自治体を除いて明確なルールはありません。施主や業者の判断に委ねられています。
一般的には、両隣と向かい、裏の家に挨拶します。真向かいと真裏の家だけでなく、その両隣まで挨拶しておくと安心です。その他、作業用車両などで迷惑をかけそうな家やトラブルになる心配がある住民などには挨拶しておくと良いでしょう。
タイミング
解体工事の着工7~10日前付近に挨拶するのが一般的です。平日は不在の方が多いため、休日の昼から夕方の時間帯に伺いましょう。不在の場合、挨拶状を投函して後日訪問するのがベストです。
ただし、自治体によっては挨拶や手続きの期限が定められていることがあります。東京都目黒区では、着工10日前までに標識設置、7日前までに挨拶・説明、5日前までに区への届出が求められています。まずは自治体のホームページなどを確認しましょう。
また、必須ではないものの、工事終了後にも報告とお礼を伝えに行くと親切です。
挨拶状の内容と目的
訪問する際には、以下を記載した挨拶状の用意が必要です。
- ・協力のお願い
- ・工事の名称
- ・工事の場所
- ・工期・日時
- ・施主の名前
- ・解体業者の名前と連絡先
- ・その他伝達事項など
口で説明するだけでなく、挨拶状に記載しておくことで、ご家族にも周知してもらえます。挨拶状に明確なルールはないため、解体業者と相談して作成しましょう。
まとめ
家の解体工事前の挨拶では、近隣の方に騒音などで迷惑をかけてしまうことへの謝罪やお礼の気持ちを伝えることが大切です。粗品は必須ではないものの、用意しておくと誠意が伝わりやすいでしょう。粗品は500~1,000円程度の日持ちする物がおすすめです。ニオイや味の好みが分かれない物を選びましょう。生ものや手作りのものは避けるのが鉄則です。
東京都目黒区の株式会社上池解体興業(BOCCOS/ボッコス)では、近隣挨拶も徹底的にサポートしております。形式だけ行うのではなく、きちんと誠意を持って説明に伺いますので安心してお任せください。お見積もりは無料です。解体工事についてわからないことがあれば、お気軽にご相談ください。
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