株式会社上池解体興業(ボッコス)

【DIY可能】物置の解体方法と費用を解説!業者選びのコツも

金属製の物置

金属製の物置

 

物置は長年使っているうちに傷みが目立ってきて、解体や撤去を考えるタイミングがあるものです。しかし、いざ解体を行うとなると、安全面や手順、費用など考慮すべき点が多々あります。DIYで解体すれば費用を抑えられる一方、作業の難易度や危険性も伴います。もし業者に依頼する場合には、費用相場のチェックや信頼できる業者選びが重要です。

 

本記事では物置の解体方法と費用について、解体工事のプロフェッショナルである株式会社上池解体興業(ボッコス/BOCCOS)が詳しく解説します。さらに、業者選びのコツや注意点もあわせてご紹介。自分で解体するか、業者に頼むか、判断するうえで役立つ情報が満載です!

 

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老朽化によって使われなくなった物置を解体すべき理由

 

 

物置は、長年の使用や自然環境の影響により老朽化が進み、老朽化した物置を放置することは、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。本章では、老朽化した物置を解体すべき理由について説明します。

 

犯罪に利用される恐れがある

老朽化した物置は、犯罪者にとって格好のターゲットになる可能性があります。物置が2階に上がるための足場になることから、空き巣や泥棒に狙われやすいといわれています。物置を設置する際には、2階に上がれないような設計にすることが重要ですが、利用していない物置に関しては解体および撤去するのが賢明です。また、放火のターゲットとして物置が狙われるケースもあるため、とくに管理が行き届かない物置に関しては、解体および撤去を検討しましょう。

 


 

害虫や害獣のすみかになる恐れがある

古くなった物置は、隙間ができていたり一部が破損していたりすることが多く、ネズミやハクビシンなどの害獣のすみかになりやすい環境です。また老朽化した木造の物置は、シロアリやムカデ、クモなどの害虫の温床にもなります。とくにシロアリは、物置の木材を食い荒らしたり卵を産み付けたりして、被害を拡大させることもあります。物置から住宅本体へと移動し、建物の構造を脆弱化させる危険性もあるため、シロアリ被害を確認した物置は解体も含めなんらかの対策を講じる必要があるでしょう。

 


 

倒壊や破損のリスクがある

物置には耐用年数があり、老朽化が進むと構造的な強度が低下します。とくに、台風などの自然災害発生時には、倒壊や破損のリスクが高くなります。

 

実際に、物置の倒壊被害はたびたび報告されており、中でも納屋や小屋の屋根が突風によって飛ばされる事例が多く見られます。飛ばされた屋根は、周囲の建物や人に被害を及ぼす可能性もあるため、老朽化した物置は放置せず、解体や撤去を検討すべきです。

 

たとえば、2023年には秋田市内で物置小屋などが倒壊する被害が発生しており、竜巻によるものだと推測されています(※1)。また、2022年には埼玉県深谷市で発生した突風により、トタン屋根が数百メートル飛ばされる被害が報告されています(※2)。

 

※1 参考:朝日新聞「秋田市内で竜巻の可能性 物置小屋などが倒壊 気象台が調査

※2 参考:読売新聞「トタン屋根が数百m飛ばされる、深谷の突風はダウンバーストか…

 


 

固定資産税が下がる可能性も

通常、簡易的な物置に固定資産税は課税されませんが、実は家屋として認定された物置は、固定資産税の課税対象になります。

 

家屋とは、

 

  • ・外気分断性(屋根及び周壁またはこれらに類するものを有し)
  • ・土地への定着性(土地に定着した建造物であって)
  • ・用途性(その目的とする用途に供し得る状態にあるもの)

出典:簡易な物置を庭に建てました。このような物置なども固定資産税が課税されますか。(資産税課) – 水戸市ホームページ

 

の3つの要件すべてを満たしたものを指します。

※面積に関係なく、基礎工事がされているなど土地に定着していると認められる場合、物置であっても家屋と認定される可能性があります。

 

家屋として認定された物置を撤去することで、固定資産税が下がる可能性があります。もし利用していない物置が固定資産税の課税対象となっているのであれば、解体および撤去を検討してみても良いでしょう。

 


 

物置の解体を自分で行うことは可能?

 

 

物置の種類や大きさによっては、自分(DIY)で物置の解体および撤去を行うことが可能です。とくに金属製の物置は組み立て式のため、特別な知識がなくても解体しやすいという特徴があります。

 

金属製の物置の解体手順

金属製の物置を解体する際の大まかな手順は以下の通りです。

※これはあくまで一般的な流れを説明したものであり、製品によって手順は異なります。詳しくは組み立て説明書などを参考にしてください。

 

  1. 1. ドアを取り外す
  2. 2. 棚を取り外す
  3. 3. 物置内部からボルトおよびナットを取り外す
  4. 4. 屋根パネルおよび壁パネルを取り外す
  5. 5. 枠を取り外す
  6. 6. 床パネルを取り外す
  7. 7. ブロックを撤去する

 

解体作業は安全確保のため必ず2人以上で行うようにしましょう。また、作業に必要な道具として、軍手(手袋)、スパナ(レンチ)、インパクトドライバー、脚立、ヘルメットなどを準備しておくことをおすすめします。なお、サビなどが原因でこれ以上解体できないという場合は、無理に作業を続けずに専門業者に依頼するのが賢明です。

 


 

解体した物置の処分方法

解体した物置の処分方法には、以下のようなものがあります。

 

  • ・粗大ゴミとして自治体に回収してもらう
  • ・メルカリやヤフオクなどフリマアプリで引き取り手を探してみる
  • ・不用品回収業者に依頼する
  • ・リサイクル業者に買い取りしてもらう(※再利用可能な状態の良いものに限る)

 

状態や地域によって、最適な処分方法は異なります。自分に合った方法を選びましょう。

 


 

小屋タイプの物置やアスベスト使用の可能性がある物置は解体専門業者に相談を

組み立て式の物置はDIYで解体を行うことも可能ですが、小屋タイプの物置などは解体の専門業者に依頼するのがおすすめです。小屋タイプの物置は、構造がより複雑で、DIYでの解体が難しい場合もあるためです。

 

参考:事例紹介「東京都狛江市 小屋 解体工事」

 

とくに古い物置の場合、アスベストが使用されていることもあります。アスベストは人体に有害な物質であり、基本的には一般の方が解体すべきではありません。アスベストが使用されている可能性がある場合は、必ず専門業者に相談しましょう。

 

なお、アスベストの調査には資格が必要です。アスベストの有無を判断するには、専門家の知見が不可欠だということを覚えておきましょう。

 

アスベストの見分け方や人体への被害については、次の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

関連記事:【画像あり】アスベストを見分ける7つの方法と注意点を深掘り解説

 


 

【種類別】物置の解体を依頼する場合の費用

 

 

物置には、金属製の小型のものから小屋タイプの大きなものまで、さまざまな種類があります。金属製のものであれば、組み立ての段階で溶接などはされておらず、ボルトとナットでの接合のみの場合がほとんどです。

 

本章では、物置の種類ごとに解体や撤去にかかる費用相場を、依頼先の候補とともにご紹介します。

 

金属製の物置

金属製の物置を業者に解体してもらう際の費用は、サイズによって異なります。コンパクトなものであれば1万円台〜3万円台、大型のものであれば5万円程度かかることもあるでしょう。ただし、金属製はリサイクル可能なことも多いため、費用は比較的安く抑えられる傾向にあります。

 

なお、物置の老朽化の具合などによっても費用は変動することがあるため、事前に見積もりを取ることをおすすめします。5,000円程度で請け負うと宣伝しているところもありますが、あまりに安い価格を提示しているところは悪徳業者の可能性もあるため、注意が必要です。

 

金属製の物置はサイズによっては解体せずにそのまま運べるため、リサイクル業者などに撤去を依頼することも可能です。ただし、この場合もあまりに安い価格を提示しているところには注意しましょう。

 

一般的に金属製の物置はブロックの上に固定されていますが、もし転倒防止のためにベタ基礎・布基礎を設けている場合は、撤去にあたり専門業者による工事が必要なケースもあります。

 


 

木造の納屋

主に農機具や農作業用品を保管しておくための納屋も物置の一種です。木造納屋の解体費用相場は1坪あたり2万円から4万円程度であり、5坪程度の納屋であれば10万円から20万円程度が相場となります。

 

木造納屋の解体工事は、解体業者に依頼するのがおすすめです。解体に重機が必要かどうか、アスベストが使われていないか、足場を組み立てる必要があるかないかなどによって、解体費用が追加になる可能性があります。

 


 

プレハブ小屋

プレハブ小屋とは、あらかじめ工場で製造された部材を組み立てて作られる建物のことです。プレハブ小屋は使用する建材によって種類が分かれており、たとえば鉄骨系のプレハブ小屋であれば、その解体費用相場は1坪あたり2万5千円から4万円程度です。5坪ほどのコンパクトなプレハブ小屋であれば、13万円〜20万円ほどが解体費用となります。

 

プレハブ小屋の解体も、木造の納屋同様、解体専門業者に依頼するのがおすすめです。ただし、納屋と同じく、実際の状況によっては費用が追加になる可能性があるため、こちらも事前にしっかりと見積もりを取り、打ち合わせを行うことが大切です。

 

納屋および小屋の解体費用については、次の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

関連記事:小屋の解体費用はいくら?トタン小屋・納屋の費用や補助金も紹介

 


 

物置の解体を専門業者に依頼する際のポイント

 

 

物置の解体を専門業者に依頼する際は、いくつかのポイントに注意する必要があります。本章では、業者選びの際に確認すべき事項について解説します。

 

解体工事に関する許可を取得しているか確認する

物置程度の解体であれば、建築業許可は基本的に不要ですが、廃材の収集・運搬に関する許可の確認はした方が良いでしょう。

 

解体工事を行うには、工事の規模によって必要な許可や登録が異なります。500万円以上の大規模な解体工事の場合は「建築業許可」が必要であり、500万円未満の解体工事の場合は「解体工事業登録」が義務付けられています。また、解体工事中に出た廃材の収集・運搬をする場合は「産業廃棄物収集運搬業許可」が必要になるケースもあります。

 

これら3つの登録や許可は、解体業者の信頼性を見極めるうえで、最低限チェックしておくべきポイントです。次の記事では、解体工事に関する登録や許可について、さらに詳しく解説しています。解体業者を選ぶ際に、ぜひ参考にしてみてください。

 

関連記事:無許可の解体工事は罰則を受ける!施主の責任と業者の見極め方とは

 


 

損害賠償保険に加入しているか確認する

解体工事では、万が一の事態に備えて業者が保険に加入しているかどうかも重要になります。解体工事は「建設工事保険」の対象とされていないケースが大半です。建設工事保険とは、建築工事中に発生する不測かつ突発的な事故による損害を補償する保険ですが、解体工事はこの保険の対象外とされることが多いのです。

 

そのため、多くの解体業者は「請負業者賠償責任保険」に加入しています。この保険は、解体工事中の事故やトラブルによる損害を補償してくれます。たとえば、解体作業中に誤って近隣の建物を損傷させてしまった場合や、作業員がケガをした場合など、予期せぬ事態が発生した際に補償が受けられるのです。

 

しかし、中にはコストカットのために保険に加入していない業者も存在します。万が一の事態に備えるためにも、解体業者に依頼する際は、必ず損害賠償保険に加入しているかどうかを確認しましょう。保険に加入していない業者に依頼すると、トラブルが発生した際に適切な補償を受けられない可能性があります。

 

関連記事:解体工事は保険の対象外?トラブル対処法と未加入業者の見分け方

 


 

近隣住民へのフォローやサポートの有無を確認する

解体工事を行うにあたって、場合によっては近隣の方へ迷惑をかけてしまうケースがあります。そういったことが想定される場合に、事前に挨拶を行ってくれるかなど、近隣住民へのフォローやサポートがあるかどうかは、良心的な解体業者を見極めるポイントの一つです。

 

損害賠償保険とあわせて、万が一なにかトラブルがあった場合に、しっかりと対応が取れる業者を選ぶことが重要です。

 


 

複数社に見積もりを取る

物置は大きさや種類がさまざまなため、解体工事費用にも幅があります。解体工事を専門業者に依頼する際は、複数社に見積もりを取り、工事内容や工期なども含めて確認すると良いでしょう。

 

小規模な物置であれば、リサイクル業者や不用品回収業者が引き取ってくれることもあります。ただし、中には悪徳業者も存在するため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

 

相見積もりを取る際に注意すべきこと

複数の会社に見積もりを取る際に一括比較サイトの利用を考える方も多いと思います。一括比較サイトは一度の情報入力で数十社に見積もりを依頼できるという手軽さがあるものの、業者側は比較サイトに手数料を支払わなくてはならないため、直接お問い合わせがあった方よりも少々高い見積もりを提示せざるを得ないという事情があります。また、一括比較サイトに登録して見積もりを依頼したら、数分後から営業電話が鳴りやまなくなり煩わしかったなどという経験談もよく耳にするところです。

「多少費用が割高になっても良いから、多くの会社を比較して検討したい」という場合であれば、一括比較サイトの利用にもメリットはありますが、費用を抑えたいという目的であれば、一括比較サイトで貰ったお見積書を手に、ほかの解体工事業者へ直接見積もりを依頼するのがもっともおすすめです。

 


 

物置の解体に関するよくある質問

 

 

物置の解体に関して、よくある質問をいくつかご紹介します。物置の解体を検討している方は、参考にしてみてください。

 

物置の解体に利用できる補助金制度はありますか?

物置の解体に特化した補助金制度は少ないのが現状です。とくに、金属製の小規模な物置の解体で補助金が受け取れる例は稀です。

 

ただし、老朽化してしまった倉庫や小屋などの解体に補助金を出している自治体もあります。物置が所在する自治体のホームページなどで、関連する補助金制度がないかチェックしてみることをおすすめします。

 


 

物置の解体をホームセンターに依頼することはできますか?

店舗によっては、新しい物置をその店舗で購入することなどを条件に、既存物置の解体や回収を引き受けてくれるところがあります。また、ホームセンターのリフォームサービスなどを通じて、物置の解体を依頼することも可能です。

 

ただし、実際の解体工事は下請け企業が担当することが大半のため、中間マージンの発生によりコストが割高になる点がデメリットです。解体作業のみを依頼したいのであれば、まずは解体専門業者に相談してみることをおすすめします。

 


 

金属製の物置を解体せずに移設することはできますか?

 

金属製の物置を解体せずに移設することは不可能ではありませんが、事故や破損の危険を伴うため、あまりおすすめできません。

 

物置の設置場所を変更したいのであれば、一度解体して再度組み立てるのが正しいやり方です。ただし、老朽化の度合いによっては、移設をすべきではないケースもあります。

 

物置の移設は、以下のような条件を満たしている場合に限り、可能だと考えてください。

 

 

なお、耐用年数が過ぎている物置や、基礎に固定されている物置は、移設せずに解体・撤去することをおすすめします。

 


 

まとめ

本記事では、物置の解体および撤去にかかる費用や、専門業者に依頼する際のポイントについて詳しく解説しました。

 

物置の種類別の解体費用相場は以下の通りです。

 

  • ・金属製の物置:1万円台〜5万円程度
  • ・木造の納屋:10万円〜20万円程度(5坪の場合)
  • ・プレハブ小屋:13万円〜20万円程度(5坪の場合)

 

ただし、これらの費用は目安であり、物置の状態や解体業者によって異なります。

 

また、物置の解体を専門業者に依頼する際は、以下の点に注意しましょう。

 

 

信頼できる解体業者を選ぶことで、安全かつスムーズに物置の解体を進められます。

 

東京都目黒区の株式会社上池解体興業(ボッコス/BOCCOS)では、建物の解体工事を徹底サポートしております。東京都内を中心に関東地域において「空き家・木造住宅・ビル・店舗内装」の解体工事を承っており、豊富な実績があります。本記事で取り扱った物置の解体や撤去についてもぜひご相談ください。当社では丁寧なヒアリングを心がけておりますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。お見積もりは完全無料ですので、当社Webサイトに掲載の「電話・メール・LINE」からお気軽にお問い合わせください。

 

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