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目黒区で解体工事を検討中の方へ|費用相場・手続き・補助金までわかりやすく解説


老朽化した実家や空き家の解体を検討中の方へ。

 

 

目黒区で解体工事を始めるには「自治体の手続き」「近隣への説明」「アスベスト調査」といった準備が必要です。これらを怠ると、解体工事が中断したり、近隣トラブルに発展したりする恐れがあるため、基本的な知識を押さえておきましょう。

 

 

今回は目黒区の解体工事の手続きや費用相場について解説します。安全に解体工事を進めるための情報をまとめましたので、目黒区で解体のご予定がある方は、ぜひ記事を読んでみてください。

 

 

目黒区で解体工事を始める前に知っておくべきこと

目黒区で解体工事を始める前に知っておくべきこと

目黒区で解体工事を円滑に進めるためには、基本的な知識を押さえておくことが大切です。ここでは、目黒区で解体工事を始める前に知っておくべきことをご紹介します。

 

 

解体工事とは何?

解体工事とは、老朽化した建物や不要となった建物を取り壊す作業のことをいいます。

 

 

目黒区は住宅密集地域のため、騒音や粉塵などのトラブル防止と環境の保全を図るため「目黒区建築物の解体工事等による紛争予防及び周辺の環境の保全に関する要綱」にて必要な作業・届出を定めています。これらは解体工事業者が行ってくれるものですが、施主様も知っておくとトラブルを防げます。

 

 

<目黒区の解体工事に必要な手続き・届出>

  • ・アスベスト調査
  • ・標識設置
  • ・近隣住民への説明
  • ・目黒区役所への届出

 

 

目黒区で解体が増えている背景

目黒区では、次のような背景から解体工事の件数が増加しています。

 

 

(1)築40年以上の老朽化住宅の増加
高度経済成長期に建てられた住宅が老朽化し、安全面の不安や耐震性能の低下から、建て替えを検討する方が増えています。また、目黒区は高級住宅街も複数あり不動産の需要が高い地域であることも関係しています。

 

 

(2) 再開発の計画
中目黒駅や自由が丘駅周辺では商業施設を建設する計画が進んでいます。

 

 

(3) 空き家問題の深刻化
相続後に使われずに空き家となるケースが増加しており、放置による倒壊リスクや防犯面での課題が社会問題となっています。目黒区でも空き家が問題となっており「空家の適切な管理に対する助成」が整備されています。

 

 

目黒区の解体工事に必要な手続き・届出の流れ

目黒区の解体工事に必要な手続き・届出の流れ

解体工事をスムーズに進めるには、目黒区が定めるルールに沿って必要な書類を揃えて、着工前にきちんと手続きを行うことが重要です。

 

 

  1. 1.解体工事等標識設置届の提出
  2. 2.アスベスト(石綿)事前調査と報告
  3. 3.近隣住民への事前説明
  4. 4.目黒区役所への届出
  5. 5.地中埋設物や残置物の確認

 

 

ここでは、目黒区の解体工事に必要な手続き・届出の流れをご紹介します。
※基本的には解体工事業者が対応してくれますが、施主様が流れを理解しておくことでトラブルを防げます。

 

 

1. 解体工事の標識の設置

目黒区では解体工事を行う10日前(※)までに、現場(道路面)に工事標識を設置する必要があります。なぜなら、近隣住民や通行人に対して工事内容・期間・業者情報を明示し、安全性を確保するためです。

 

標識を設置せずに工事を始めることは認められていません。そのため、「解体工事・建設作業・石綿除去工事等のお知らせ」と「大気汚染防止法に基づくアスベスト(石綿)事前調査結果」を掲示しましょう。

 

※床面積500㎡以上の建築物を解体する場合は、15日前までに工事標識を設置します。

 

 

2. アスベスト(石綿)の事前調査と報告

解体工事を行う前には、建物にアスベスト(石綿)が含まれているかどうかを事前に調査して、その結果を石綿事前調査結果報告システムを活用して目黒区役所へ電子申請しなければなりません。

 

アスベストは、吸引すると深刻な健康被害を引き起こす有害物質です。適切な処理をせずに解体を行うと、近隣住民や作業員に悪影響を及ぼす恐れがあるため厳しく規制されています。

 

 

2022年の大気汚染防止法改正により、解体工事前の石綿調査と自治体への報告が義務化されました。調査結果によっては、アスベスト除去工事も必要です。

 

 

アスベストについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

関連記事:『アスベスト解体工事の手順は?危険レベル別の除去方法や注意点も解説

 

 

3. 近隣住民への事前説明

目黒区で解体工事を行う場合は、工事開始日7日前までに近隣住民への事前説明を実施することが求められています。

 

 

解体工事は、騒音・振動・粉塵・工事車両の出入りなど、周囲に少なからず影響を与えるため、トラブルを防ぐためにも丁寧な説明が不可欠です。目黒区では、「近隣説明報告書」の提出が義務付けられており、周知活動を行った証拠として提出しなければなりません。

 

 

例えば、木造住宅の解体工事を予定している場合、少なくとも両隣・向かい・背後の住宅には事前訪問や書面配布による解体工事の周知をしなければなりません。工事期間、時間帯、騒音対策、車両通行の有無、アスベストの調査結果などを説明し、責任者の連絡先を伝えることが望ましいです。丁寧な対応が、クレーム防止に直結するため、近隣挨拶を行いましょう。

 

 

近隣挨拶について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『解体工事前に近隣挨拶すべき?マナーや粗品代・トラブル対策を解説

 

 

4. 目黒区役所への届出

目黒区で解体工事を行う場合、下記の書類を準備し、工事開始の5日前までに提出する必要があります。

 

 

  • 解体工事等標識設置届
  • 案内図
  • 標識設置位置図
  • 標識設置後の遠景写真
  • 解体工事・建設作業・石綿除去工事等のお知らせ
  • アスベスト(石綿)事前調査結果
  • 近隣説明の範囲を記した地図
  • 近隣説明時の配布資料

 

 

これらの書類を揃えて、目黒区役所の環境保全課 公害対策係に提出します。

 

 

5. 地中埋設物や残置物の確認

解体工事を行う前には、地中埋設物や残置物について事前に確認しておきましょう。地中埋設物(基礎コンクリート、浄化槽、古い配管など)が解体中に見つかると、追加費用が発生します。

 

見積もりの際は、地中埋設物の処分費用が別途かかるかどうか確認しておくと、追加費用トラブルが回避できるため確認しておきましょう。

 

 

地中埋設物について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『解体工事の地中埋設物って?放置するデメリットや撤去費用相場を解説

 

 

目黒区の解体工事の費用相場と坪単価の目安

解体工事の費用は、建物の構造や立地条件によって大きく変動します。ここでは、構造別の解体工事の費用相場と坪単価の目安をご紹介します。

 

木造住宅

坪数坪単価(円)概算費用(円)
10~19坪39000390,000~741,000
20~29坪36000720,000~1,044,000
30~39坪340001,020,000~1,326,000
40~49坪320001,280,000~1,568,000
50~59坪310001,550,000~1,829,000

※坪単価は「建物の規模」「地域」「立地条件(重機の搬入可否や前面道路の広さなど)」により変動する可能性があります。

 

 

鉄骨造(S造)

坪数坪単価(円)概算費用(円)
10~19坪51000510,000~969,000
20~29坪46000920,000~1,334,000
30~39坪430001,290,000~1,677,000
40~49坪410001,640,000~2,009,000
50~59坪400002,000,000~2,360,000

※坪単価は「建物の規模」「地域」「立地条件(重機の搬入可否や前面道路の広さなど)」により変動する可能性があります。

 

 

 

RC造(鉄筋コンクリート造)

坪数坪単価(円)概算費用(円)
10~19坪71000710,000~1,349,000
20~29坪650001,300,000~1,885,000
30~39坪610001,830,000~2,379,000
40~49坪590002,360,000~2,891,000
50~59坪570002,850,000~3,363,000

※坪単価は「建物の規模」「地域」「立地条件(重機の搬入可否や前面道路の広さなど)」により変動する可能性があります。

 

 

付帯工事

工事内容単価(円)
養生費820円/m²~
土間コンクリート処分2200円/m²~
樹木撤去処分10,000円/m³~
ブロック塀撤去処分4,200円/m²~
物置撤去処分22,000円/棟~
庭石撤去13,000円/m³~
フェンス撤去1,000円/m~
アスベスト撤去37,000円/m³~
室内残置物撤去10,000円/m³~

※坪単価は「建物の規模」「地域」「立地条件(重機の搬入可否や前面道路の広さなど)」により変動する可能性があります。

 

 

解体工事に活用できる補助金・助成金制度

目黒区の解体工事の費用相場と坪単価の目安

目黒区には、老朽化した木造住宅を解体して建て替える際に、除却工事費用の一部を助成する制度があります。この制度は、耐震性が不足している木造住宅を除却し、安全な住環境を確保することを目的としています。

 

項目内容
対象建物昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅で、所有者が自ら居住し、建て替え後も引き続き居住する予定のもの
助成金額除却工事費用50%以内(上限50万円)
主な要件・簡易診断により耐震性が不足していると判定された建物
・住民税・固定資産税の滞納がない人
申請期間2025年4月1日~11月28日
申請手続き除却工事契約前に受付が必要

目黒区公式サイトにて常時受付

問い合わせ先目黒区 建築課 耐震化促進・狭あい道路整備係
電話:03-5722-9490

 

目黒区で実績のある解体業者

目黒区で解体工事を検討されている方に向けて、地域の特性や自治体のルールを熟知し、実績豊富な解体業者をご紹介します。​複数の業者から見積もりを取得することで、満足することができます。そのため、気になる解体業者へお問い合わせしてみてください。

 

 

株式会社上池解体興業

株式会社上池解体興業

出典:「株式会社上池解体興業

 

地域密着型で東京都目黒区に本社を構える解体業者です。住宅・店舗・施設など幅広い建物の解体実績を持っており、書類対応や近隣配慮にも定評があります。目黒区内での施工経験が豊富です。届出や補助金の申請もサポートしてくれます。

 

 

項目内容
会社名株式会社上池解体興業
所在地東京都目黒区中町1-25-15
設立2018年
主な対応エリア東京・神奈川・千葉・埼玉
特長自社施工、近隣配慮、対応力、住宅・店舗解体の豊富な実績、補助金申請サポート、保険加入
口コミ・評判4.6/5.0(27件)
公式サイトhttps://www.bokkosu.co.jp/

 

 

INASE株式会社

INASE株式会社

出典:「INASE株式会社
INASE株式会社は、東京都目黒区に本社を構える解体業者です。​

 

木造解体を中心に、RC造・鉄骨造・内装解体まで幅広く対応し、アスベスト調査や除去工事も自社で一貫して行います。​「粋であれ」を理念に掲げ、近隣配慮や行政手続きも丁寧です。迅速な見積もりと柔軟な価格対応にも定評があります。

 

 

項目内容
会社名INASE株式会社
所在地東京都目黒区中目黒2-10-5 中目黒NKビル2階
設立年2023年
主な対応エリア東京・神奈川・埼玉・千葉
特長自社施工、即日見積もり、近隣配慮、アスベスト対応、建て替え・売却サポート、保険加入
口コミ・評判4.7/5.0(11件)
公式サイトhttps://inase.jp

 

 

株式会社サンライズ世田谷サテライト

式会社サンライズ世田谷サテライト

出典:「株式会社サンライズ世田谷サテライト

 

株式会社サンライズ世田谷サテライトは、東京都目黒区祐天寺に拠点を構える地域密着型の解体業者です。

 

累計2,500件以上の施工実績を誇り、戸建て・ビル・マンションなどの総合解体工事に対応しています。また、残置物撤去や外構工事にも対応しており、解体に関する幅広いニーズに応えています。​

 

 

項目内容
会社名株式会社サンライズ世田谷サテライト
所在地東京都目黒区祐天寺1丁目24−12
設立年2007年2月
主な対応エリア東京都23区、神奈川県横浜市・川崎市
特長自社施工、近隣配慮、行政対応力、住宅・店舗解体の豊富な実績、保険加入
口コミ・評判4.9/5.0(32件)
公式サイトhttps://sunrise-kaitai.com/setagaya-satellite/

 

 

まとめ

目黒区で解体工事を行う際は、地域特有のルールや書類提出の流れを理解した上で、計画を立てることが重要です。

解体費用は建物の構造や付帯工事内容によって変動し、補助金制度を活用すれば解体費用を安く抑えることも可能です。

 

複数の業者に見積もりを依頼し、信頼できるパートナーを選ぶことで、近隣トラブルなく解体工事を進めることができます。そのため、トラブルが不安な方は、実績が豊富な解体業者へ依頼してみてください。

千葉・埼玉・神奈川・東京の住宅解体

   

会社名:株式会社 上池解体興業(ボッコス/BOCCOS)

住所:〒152-0003 東京都目黒区碑文谷2-6-22

TEL:03-6846-5035

営業時間・定休日:9:00~18:00 日曜日