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激安の解体業者は危険!低価格の仕組み、トラブル事例を紹介!

激安の解体業者へ依頼して起こるトラブル

激安の解体業者へ依頼して起こるトラブル

解体費用を少しでも安く抑えたいとお考えではないでしょうか?解体費用を安く抑えられれば建築費用に回せます。しかし、激安の解体業者に依頼するとトラブルに巻き込まれる可能性があるため気をつけてください。ここでは、激安の解体業者が危険な理由をご紹介します。

 

激安の解体業者の仕組み

見積金額が激安な解体業者には注意しましょう。なぜなら、激安の解体業者の費用には「現場監督費」「養生シート代」「残置物の撤去費用」が含まれていないためです。ここでは、激安の解体業者が抜いている費用を簡単にご紹介します。

 

現場監督

現場監督者は解体工事の業務を統括する役割を担います。足場組立やクレーン作業など解体現場に必要な知識、技術を保有している人が「安全に作業が行われているか?」「指定期日までに解体が終了するのか?」を管理します。現場監督の人件費は、解体費用の10~20%程度です。

 

激安の解体業者は、少しでも費用を抑えるために現場監督者を専属で配置せず作業を進めます。また現場監督がいない激安の解体業者は、近隣挨拶をせずに解体を始めがちです。

 

解体工事前に近隣挨拶を行う重要性について知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『家の解体工事前の挨拶に粗品は必要?失敗しない7つの品物を紹介!

 

養生シート

養生シートとは解体工事中の騒音を軽減したり、粉塵が飛び散ったりするのを防ぐためのシートです。30坪の木造住宅の仮設養生費は10~15万円程度です。

解体現場には養生シートの設置が義務付けられていません。そのため、激安の解体業者は、少しでも費用を抑えるために養生シートなしで解体作業を進めてしまうのです。養生シートなしで解体工事を行うと粉塵被害が発生します。

 

養生シートなしの解体工事は違法ではないのか、詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『養生シートなしの解体工事は違法?対策方法を解体のプロが解説!

 

残置物の撤去

残置物とは、建物内にある所有者が利用していた家具・家電(廃棄物)をいいます。簡単に例えるなら、解体する建物に住人が残したゴミです。残置物撤去費用は1立方メートル当たり8,000円です。不用品の種類や量により変動しますが、残置物撤去費用は想像以上に高いです。

 

お客様から契約をもらうために、激安の見積書を作成する解体業者は、残置物の撤去費用が見積金額に含みません。解体工事終了後、残置物が放置された状態で土地が渡されるか、追加費用を請求されてしまいます。また、マニフェストを発行してもらえないことも多いです。

 

激安の解体業者へ依頼して起こるトラブル

激安の解体業者は「現場監督費」「養生シート代」「残置物の撤去費用」が含まれていません。そのため、激安の解体業者へ依頼すると、次のようなトラブルが発生します。

 

粉塵の飛散

養生シートを設置せずに解体工事を始めると粉塵が飛散します。その結果、次のような被害が出ます。

 

住居への被害 近隣のご自宅の外壁に粉塵やホコリが付着する

部屋の中に粉塵やホコリが入る

粉塵を吸い込むことで、じん肺などの疾患を患う

車への被害 車がホコリまみれになる

車に傷が付く恐れがある

洗車をしてもホコリが付着する

洗濯物への被害 洗濯物にホコリが付着する

解体工事期間中は洗濯物ができない

 

養生シートを設置せずに解体工事を進め、住居や車などに粉塵被害が出ると近隣住民から損害賠償を請求されてしまいます。

 

騒音・振動問題

解体工事には騒音や振動はつきものです。重機作業や足場組立作業などがあるため、騒音や振動を避けられません。しかし、養生シートで建物全体を覆えば、解体工事の騒音を抑えることができます。

 

木造住宅の解体工事では防音シートを使用するのが一般的です。また、解体時に大きな音が発生する鉄筋コンクリート造の解体工事では養生シートに加えて養生パネルを設置します。しかし、激安の解体業者は養生シートや養生パネルを使用しません。そのため、近隣住民に騒音や振動でご迷惑をかけてしまうことになります。

 

事故

激安の解体業者は現場監督者抜きで作業を進めがちです。その結果、解体工事中に事故が発生してしまう恐れがあります。
よくある事故が重機や車両による事故です。激安の見積金額を実現するために、必要最低限の人数で現場を回そうとした結果、手壊しをする余裕がなく、無理に重機を入れる等で過度な騒音・振動が発生する他、倒壊する恐れがあります。

 

また現場を監督し切れずに車両と通行人がぶつかってしまう衝突事故も起こる可能性があります。現場監督者がいなければ、足場の倒壊や崩落、転落、ガス爆発など作業ミスによる事故も起こりやすいです。

 

近隣クレーム

激安の解体業者は、現場監督代金を削減しています。そのため、解体工事に関する事前通知や近隣住民への挨拶を行ってもらえません。近隣住民は解体工事について事前に聞かされることなく、作業に入られてしまいます。解体業者への不信感や、騒音や振動の不満なども積み重なり、近隣クレームが発生しやすくなります。

 

割高な追加費用の請求

激安の解体業者は、あらゆる費用を差し引いています。そのため、解体工事中に追加費用が発生してしまうかもしれません。例えば、解体工事の騒音が大きかったり、土埃等の粉塵が舞うなど、近隣住民から養生を付けるべきだと言われることも珍しくありません。このような場合、養生費用が追加で請求されます。

 

また、少ない人数で解体作業をした結果、解体工事作業日数が増えてしまうかもしれません。このような場合は、作業日数分の割高な人件費が追加で請求されます。解体工事の見積もり金額が安くて契約したはずなのに、割高な追加費用が請求されて「こんなはずではなかった…」という後悔してしまうでしょう。

 

納期遅延

激安の解体業者は少ない人数で現場を回そうとします。そのため、工事が遅延して指定期日に解体工事が終わらなくなります。解体工事が遅延して、建て替えなどの工期がズレ込んでしまうかもしれません。解体業者が原因の場合は遅延損害金を請求できますが、悪徳業者の場合は快く応じてくれないでしょう。遅延損害金に応じない解体業者に当たってしまった場合は、弁護士に相談して対応することになります。

 

激安の解体業者に依頼して起こるトラブルをご紹介しましたが、整地や清掃が不十分などのトラブルも発生するでしょう。解体工事のトラブルを一覧でチェックしたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:『解体工事でよくあるトラブル11選!避ける方法や相談先を紹介

 

残置物の不法投棄

激安の解体業者の中には無許可で営業している悪徳業者も存在します。悪徳業者に依頼すると、回収してもらった残置物が不法投棄されてしまいます。残置物の不法投棄は、基本的に事業者側の責任です。

 

あまりにも安い費用で解体工事を依頼した結果、残置物が不法投棄されてしまうと施主側に責任が及ぶ恐れがあるため気をつけましょう。また、マニフェストを発行してもらえないことが多いです。

 

激安の解体業者によるトラブルを防ぐコツ

激安の解体業者に依頼するとトラブルに発展しやすいとお伝えしました。そのため、激安の解体業者に依頼するのではなく、信頼できる解体業者を選び、費用を安く抑えながら発注をしましょう。ここでは、いくつかポイントをご紹介します。

 

適正価格を把握する

解体費用の適正価格を把握しておくことで、極端に安いかどうか判断できるようになります。30坪の木造住宅を解体する場合の費用相場は100~150万円です。解体費用の内訳は以下の通りとなります。

 

[30坪木造住宅の解体費用150万円の場合]

内訳 割合 費用
仮設工事費 20% 30万円
解体作業費 30% 45万円
廃材処理費用 40% 60万円
整地費用 10% 15万円

※上記は30坪木造住宅の解体費用相場です。坪数や構造により解体費用相場は変動します。

 

30坪の木造住宅を解体する費用相場、追加料金について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
関連記事:『30坪の木造住宅を解体する費用相場は?単価や内訳をわかりやすく解説

 

信頼できる解体業者へ依頼する

解体トラブルを防ぎたい方は、信頼できる解体業者へ依頼するようにしましょう。信頼できる解体業者には次のような特徴があります。

 

[信頼できる解体業者の特徴]

そのため、上記の特徴を満たしている解体業者を探して依頼するようにしましょう。

 

解体費用を安く抑えるコツを学ぶ

解体工事費用の「現場監督費」「養生シート代」「残置物の撤去費用」は削減してはいけません。しかし、解体費用を安く抑えるコツは7つあります。少しでも解体費用を安く抑えたいという方は試してみてください。

 

[解体費用を安く抑えるコツ]

 

解体工事を安く抑えるコツについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:『家の解体費用を安くする方法6つ!解体のプロが節約テクニックを紹介

解体工事を安く抑えられる分離発注について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:『分離発注のメリットや具体例を紹介!解体工事を分離発注すべき理由も解説

 

解体工事契約書は慎重に締結する

解体トラブルを防ぐために、解体工事契約書は慎重に締結しましょう。解体工事契約書のチェックポイントは6つあります。

 

[解体工事契約書のチェックポイント]

チェックポイント 内容
工事内容 解体工事の内容が詳細に記載されているか
解体単価・総額 解体単価の単位、数量が適切かどうか

解体単価の総額が正しいか

支払い方法 前払金の有無

追加費用は発生しないだろうか

工事の延長・短縮・中止 解体工事の工期が延長した場合の費用はどうなるか?

施主側の都合で工期を短縮したい場合は対応してもらえるか?

第三者・不可抗力による賠償 第三者とトラブルが発生したときの損害賠償金を支払ってもらえるか

損害賠償金はどちらが負担するのか

工事完了後の引き渡し 解体工事完了後に、何日以内に土地を引き渡してもらえるのか

 

解体工事の契約書のチェックポイントについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:『解体工事の契約書6つのチェックポイント!不備による罰則も解説

 

まとめ

激安の解体業者は、解体費用から「現場監督費」「養生シート代」「残置物の撤去費用」などを差し引いています。その結果、粉塵の飛散や事故などが起きて、近隣トラブルに発展します。このようなトラブルを防ぐため、必ず信頼できる解体業者へ依頼しましょう。

 

この記事では、信頼できる解体業者選びと解体費用を安く抑えるコツをご紹介しました。ぜひ、この記事を参考にしながら、解体工事の依頼をしてみてください。
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