家屋解体後の廃棄物・不用品は売れるもの？処分方法や高く売るコツも

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家屋解体後に出る「廃棄物や不用品」のなかには、売ることができるものもたくさんあります。

しかし、家屋解体が初めての方のなかには
「どの廃棄物なら買ってもらえる？」「使い古された不用品や遺品でも高く売るにはどうすれば良い？」
と、売るものや売り方についてお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、

• ・家屋解体後の廃棄物・不用品で売れるもの
• ・遺品整理で高く売れるもののリスト

をご紹介。解体工事のプロである「株式会社上池解体興業」が高く売れるようにするコツについてもわかりやすくお教えしますので、参考にしてください。

家屋解体後の廃棄物・不用品でも実は売れるものがある

家を解体した後の「廃棄物・不用品」は、買い取ってもらえるものが多くあるのをご存知でしょうか？

例えば、解体工事で発生する「木材や釘」などの廃棄物は、市場が存在し取引対象となります。
また古い家の「ブランド家具」や、遺品整理で出てくる「貴金属や着物」などの不用品が、高く買取ってもらえる事例も珍しくありません。

記事後半で買取対象となるものをわかりやすく紹介しますのでチェックしてみてください。

そもそも家屋解体で出た不用品・廃棄物はどうなる？

そもそも家屋解体で発生する不用品や廃棄物は、建設リサイクル法等の法律に基づいて分別・処分されることが一般的です。こちらでは「家屋解体後に発生する不用品や廃棄物を処分する方法」について、2つを紹介します。

業者に依頼して処分する

家屋解体で発生する木材や電線などの「廃棄物」はもちろんのこと、家具や電化製品などの「不用品」も業者に依頼すれば処分してもらえます。

業者に依頼する場合には、自分でリサイクル法を確認しながら処分するといった手間が省けるメリットがあります。
そのため、長年放置してきた空き家を解体する方や、不用品を整理する時間の余裕がない方におすすめの方法です。

ただし業者に任せるとすべて「処分（ゴミ・資源）」となり、お金に換えることはできません。また、粗大ゴミとして出せるはずの「一般廃棄物」も「産業廃棄物」という扱いになってしまうため、自分で処分する料金よりも割高になるデメリットがあります。

個人で処分する

通常であれば解体業者が処分してしまう廃棄物を業者から引き取ることで、個人で処分することができます。状態が良ければ、買い取ってもらえる場合も。業者に依頼すると「産業廃棄物の処分費」として支払いを請求される一方で、個人では売れた分の廃棄費用が安くなるためお得になるメリットがあります。そのため解体費用を安く抑えたい方は、手間はかかりますが個人で処分する方法がおすすめです。

不用品を個人で処分する方法としては、以下の5つが挙げられます。

• ・ネットオークションやフリマアプリに出品する
• ・リサイクルショップに買取ってもらう
• ・フリーマーケットに出す
• ・自治体の粗大ごみ回収
• ・不用品回収会社を利用
• ・地域の住民に無料で譲る

個人で処分する場合には、粗大ゴミ・不用品回収として格安または無料で処分できるだけでなく、「売る」ことでお金に換えられる点が大きな魅力。「高く売れるもののリスト」をのちほど紹介しますので、あわせて参考にしてみてください。

家屋解体後の廃棄物で売れるもの3つ

本来であれば業者が解体工事の際に処分してしまう「廃棄物」でも、売れるものがあります。

• ・古い木材
• ・廃電線やケーブル
• ・金属スクラップ

個人で廃棄物を売りたい方や、少しでも解体費用を安く抑えたい方はそれぞれ確認してみてください。

古い木材

家の解体後に発生する「古い木材」は、古材買取業者に買い取ってもらうことが可能なケースも少なくありません。例えば、ヒノキが用いられている「梁や大黒柱」や、デザイン性が高い「欄間やふすま」など、価値の高い古材には「50万円以上」の買取価格がつくことも。

特に戦前に建てられた古民家には「高級木材」が使用されていることが多く、買取価格が高くなる可能性があります。

しかし木造の建物を解体する際には、解体作業と同時に木材も処分されてしまうため、木材を売りたい場合には事前に業者へ相談しておくと安心です。

廃電線やケーブル

家屋解体後の「廃電線やケーブル」は、「電線」としてそのまま売る方法と、「金属スクラップ」に加工して売る方法に分けられます。

パソコンケーブルや電話線などを「電線」として売却する場合は、1kgあたり「500円〜3,000円」の買取価格が一般的です。特に人気メーカーの電源ケーブルは高値で取引されるため、処分するよりも査定に出す方がお得です。

一方で電線は、銅とプラスチックから構成される「非鉄金属」の1種で、金属スクラップとして高い価値を持ちます。ただし電線を金属スクラップとして売却する場合には、コンセントプラグ等の不純物を取り除く必要があり、条件によっては業者の方でリサイクルする方が金銭的負担がかからないこともあるため注意してください。

金属スクラップ

金属製の廃材である「金属スクラップ」は、解体業者がリサイクルする場合が一般的ですが、個人で回収しスクラップ業者や金属買取業者へ売却することも可能です。

家屋解体で出る主な金属スクラップとして、釘や鉄骨などから発生する「鉄くず」やドアの枠に用いられる「アルミサッシ」、家の配線の「銅」などが挙げられます。「アルミサッシ」や「鉄くず」は1kgあたり「100円以下」で買い取られることが大半で、一方リサイクル需要が高い「銅」は「500〜1,000円」と高価買取が可能な場合も多くあります。

またこれらの金属スクラップを売却するためには、切断や圧縮などの加工工程を経る必要があるため、加工を依頼したい場合には業者に相談すると良いでしょう。

実家解体の遺品整理で高く売れるものリスト

誰も住まなくなった実家を解体すると同時に、遺品整理を考える方も多いのではないでしょうか。
こちらでは「実家解体の遺品整理で高く売れるもの」について、以下の6つをまとめて紹介します。

1. 1.貴金属
2. 2.着物
3. 3.お酒
4. 4.時計
5. 5.ブランド家具
6. 6.家電

また2022年現時点での「買い取り相場」についてもそれぞれ解説しますので、売る際の参考としてご覧ください。

1.貴金属

金が用いられている指輪やプラチナのネックレスなどの「貴金属」は、貴金属買取業者にて「1〜100万円以上」の高値で買い取ってもらえる可能性があります。貴金属は基本的にグラム単位で取引されるため、複数の貴金属を一緒に査定してもらう方がお得です。

また「かけら宝石や傷物」などの状態が悪い貴金属でも、別の素材として価値を認められる場合も多いため、積極的に査定に出してみると良いでしょう。

2.着物

着物の保存状態が良い場合や「友禅や大島紬」などの高級着物は、一般的に「1,000〜5万円」の買取価格で売ることができます。ただし着物は明確な買取基準が決められていないため、適切に着物の価値を判断できる「専門の着物買取業者」に査定してもらいましょう。

また使い古された着物や一部しかない着物など買い取られにくい着物は、捨てるのではなく地域住民や就労支援施設などに「寄付」する形で引き取ってもらうのがおすすめです。

3.お酒

ワインやウィスキー、日本酒などのお酒は、銘柄や状態によっては「100万円以上」の高額で買い取ってもらえるものもあります。特に最近では「ジャパニーズウイスキー」や「日本酒」といった日本でしか手に入らないレアなお酒が世界的に人気となっており、買取業者だけでなくフリマアプリでも高く売却できるケースが増えています。

またNHKの朝ドラ「マッサン」の人気向上とともに「ニッカウヰスキー」の買取価格が急上昇したように、お酒はSNSやテレビなどのメディア露出が増え注目を浴びると、相場よりも高値で買い取ってもらえることもしばしば。そのため、お酒は遺品整理後すぐに売ってしまうのではなく、「お酒のブーム」にあわせて売ると良いでしょう。

4.時計

「ロレックスやデイトナ」などの海外高級腕時計は、「100～200万円」と買い取り額がかなり高くなる傾向にあります。一方で大量生産型の「国産時計」は専門の買取業者でも安い金額しかつけないケースが大半ですが、日常使いの商品が多く売られる「フリマアプリ」の方では高値で売れる場合も少なくありません。

また大正時代に製造された「鳩時計や振り子時計」などは、意匠を凝らした時計が多く骨董品として買うコレクターも多くいます。

5.ブランド家具

イギリス・フランスなどの海外高級ブランド家具はもちろんのこと、最近では「昭和レトロスタイル」の流行から「和製アンティーク家具」の高価買取が増加傾向にあります。例えば、1900年代のサイドボードやダイニングテーブルが、「10万円」を超える買取金額で取引される場合も。

大型家具は特に処分が大変であるため、古いアンティーク家具が残っている場合には一度査定へ出してみることをおすすめします。

6.家電

最新のものしか買取されないイメージがある家電でも、「9年以内」の比較的新しいモデルであれば「1,000〜1万円」で取引されるケースがあります。特にスマホやパソコンは中古品でも買取ユーザーが多く、リサイクルショップやフリマアプリでも購入時の値段に近い金額で売れる可能性が期待できます。

ただし10年以上超えている家電は買取額がつかないことが多いため、処分すると良いでしょう。

売れるものでも注意！家の解体と一緒に処分したほうが得するケースもある

これまでに紹介してきた「売れる不用品や廃棄物」であっても、家の解体と一緒に処分を行った方がお得なケースもあります。

例えば、木造一戸建て住宅を解体する際には、タンスや机などの木材の家具ごと処理してもらうことで、家財処分費を浮かせることが可能です。また金属スクラップを自社で一括処分・買取をしている解体業者もあり、解体費用を大幅に値引きしてくれる場合もあります。

そのため解体費用を少しでもお得にするためにも、廃棄物や不用品の処分を無料サービスで行っている業者を各種ホームページの掲載内容を参考に探すと良いでしょう。

【家解体前にチェック】家の中のものを高く売れるようにするコツ3つ

同じ不用品であっても、買取金額に大きく差が出てしまう場合があります。
こちらでは「家の中のものを高く売れるようにするコツ」について、3つを紹介します。

1.売る手段を見極める

ひと昔前までは不用品の買取といえば「買取業者一択」でしたが、昨今では「フリマアプリやネットオークション」など、さまざまな方法から選ぶことができるようになりました。そのため日本製の時計や普段使いができる家具など、買取業者で「買取不可」と査定された不用品でも、フリマアプリやリサイクルショップでは売れるケースがあります。

それぞれの市場や相場などを総合的に考慮して、もっとも高い値段で取引されている手段を選びましょう。

2.メンテナスをしてから査定してもらう

不用品を売る最後の段階でメンテナンスをし、ある程度きれいな状態で査定をすることで買取価格を高くできる可能性があります。特に長年使っていた家具や家電を売る際にはホコリや汚れをふき取るだけで、数千円の差が出ることも少なくありません。また高級時計を査定審査に出す際に「メンテナンス証明書」があると、査定評価を上げることができます。

どんなに価値が高いブランドでも、何もせずに売れるわけではありません。
少しでも高値で売却するためには、日ごろから大切に扱いキレイな状態で買取に出すようにしましょう。

3.売るタイミングに注意

前述した売れる不用品・廃棄物のなかには、情勢やブームの流れに影響を受けるものも多く、「売るタイミング」も高く売るポイントとして挙げられます。例えば金やプラチナは、情勢の影響を受けやすく毎日価格が変動することを知っている方も多いでしょう。また前述したようにお酒もブームの影響を受けやすく、なかでも「ジャパニーズウィスキー」の人気は今後もしばらく継続され、高価買取が続くと予想されます。

少しでも高く売るためには、必ずしも早く買取を進めるのが正解ではなく、不用品がより高く評価される「売り時や状況」を見極めることが重要です。

家解体で発生したものが売れるか迷った時は解体業者にまず相談

家の解体で発生した廃棄物や不用品を売ろうか迷ったときには、解体業者にまず相談すると良いでしょう。
「解体費用を安くするために不用品を売却したい」といった不用品・廃棄物対応に関する希望を伝えると、解体業者のなかには専門の買取業者を紹介してくれるケースもあります。

また古い家の木材や電線を自分で売りたい場合には、解体中に壊されることがないように丁寧に解体してもらわなければなりません。買取価値のあったものが誤って破損・処分されるトラブルを防ぐためにも、契約する前に解体業者としっかり話し合うことをおすすめします。

まとめ

家の解体後に発生する「廃棄物や不用品」のなかには、市場が存在し高値で売れるものがあります。例えば、廃棄物の1つである「高級木材が用いられた柱や梁」は、「50万円以上」の高価買取が可能なケースも少なくありません。実家解体後の遺品整理で出てくる「貴金属やブランド家具」などの不用品も、「10〜100万円以上」の価値を持つものもあります。

また不用品を高く売るためには、メンテナンス等で「売れる状態を保つ」ことが重要です。特に廃棄物を売れる状態にするためには、解体作業での丁寧な取り扱いや専門の加工技術が必要となります。

その点、解体専門でない会社は金属や木材の再利用など、柔軟に対応できない可能性があります。
また建て替えの際に工務店に解体を依頼してしまうと、下請けの解体業者とコミュニケーションを取る機会がなく、廃棄物の引き取りができない可能性も。だからこそ、高度な解体技術を持つ「解体業者」に直接依頼するのがおすすめです。

東京都目黒区の株式会社上池解体興業(BOCCOS/ボッコス)では、東京都内エリアを中心に千葉県・埼玉県・神奈川県の解体工事をフルサポートしております。「木造家屋・マンション・アパート・店舗内装」などの解体工事を承っており、難しい解体工事の実績や知識も豊富です。また当社では丁寧なヒアリングを心がけておりますので、家屋解体後に発生する「廃棄物・不用品」の処分が初めての方でも安心してご利用いただけます。お見積もりは無料ですので、当社のWebサイトや電話番号からお気軽にお問い合わせください。